これを見ればビーグルの全部が分かる!可愛い家族を大切にする飼い主のための豆知識。

ビーグル

ビーグルといえばこれしかないっしょ!
スヌーピーのモデルとなった犬ですよ!
そんなことも知らないなんて日本人じゃないね!ってチャーリーもいってたよ。
チャーリーってチャーリーブラウンのことね。

さらにビーグルは空港で検疫探知犬としても羽田空港や成田空港で活躍しているかなり鼻がいいワンちゃんなんですよ!

あの垂れ耳も可愛いですよね。
でも性格は見た目とは裏腹にやんちゃだったりと、魅力に溢れるビーグルをご紹介!

 

【特徴と魅力】

スヌーピーのモデルになるくらいに愛らしい見た目のビーグル。日本でもとても人気ですよね!でも実は可愛いだけではなくものすごい能力を持っているんです!

犬って人間よりも鼻が効きますよね!
地面のにおいを嗅いでそのにおいを追っていく姿はドラマやアニメで見たことがあるのではないでしょうか。
実はビーグルは嗅覚ハウンドというグループに属する犬種で、犬の中でもさらに鼻の効くワンちゃんなんです!そのため警察犬や麻薬探知犬、検疫探知犬として活躍する凄腕、いや凄鼻のワンちゃんなのです!
嗅覚が鋭いのはブラッドハウンドの血が入っているからと言われています。

通常は狩猟家が徒歩で行う狩に同行し、鳴き声を変えながら獲物を追っていきます。
その声質により、今獲物に対してどういう状況なのかがわかるらしく、それを聞き分けるのも狩猟家の楽しみの一つにされているようです!

ちなみに全犬種の1/4はハウンド犬種が占めているんです!
どうしてもハウンド犬は狩猟犬なので家庭飼いに向いていないため狩猟家に愛される犬種がほとんどなのです。
つまりビーグルのようにハウンド犬で家庭向きのワンちゃんってのは本当に少ないってことなんですよ!

 

【歴史】

紀元前からギリシアではうさぎ狩りにビーグルを用いていたという記録が残されているようです!クセノポンという著述家が狩猟について記載した文書があってその中に
ビーグルによく似た小型ハウンド犬について書かれているんだそうです。紀元前って!って感じですよね。そんなに昔からビーグルはいたんだなぁ。。。
1500年代のイギリスでは走るシカを捕まえる必要があったのでハウンド犬は60cmほどの体格が必要でしたが、次第にうさぎを狩ることが流行り始めたんですね。
そうなった時に重宝されたのが、
「小さいハウンド犬」
なわけです。そうつまりビーグル!
当時は小さいハウンド犬のことは全てビーグルって呼んでいたらしいですけどね(笑)

ビーグルはそれこそ中世ヨーロッパでは富裕層に好まれてたくさん飼われていました。エドワード2世やヘンリー7世、エリザベス1世などにも寵愛されていました。
ところがどっこい!盛者必衰の理とはこのことだぁ!と言わんばりのことがおきます。です18世紀になると狐狩りが流行りだしてしまい、ビーグル人気は廃れていってしまったのです。
それでも熱心な愛好家たちの手によってビーグルは存続し、今に至るわけです。
熱心な愛好家の代表としてフィリップハニーウッド牧師がいますが、彼らがいなければひょっとしてスヌーピーは存在していなかったのかもしれない。そう思うと歴史って面白いですね!

 

【名前の由来】

ビーグルとよく似た特徴を持つ小型ハウンド犬は紀元前から存在していたようですが、初めてビーグルという名前が使われたのは15世紀の頃です!
ヨーク公エドワード著の「狩猟の達人」というほんに初めて記載されたんですね。

ビーグルという名前の由来は、ケルト語の「Beag」からきているようです!
日本語訳すると、「小さい」という意味のようです。

そこまでものすごく小さい感じはしないですけど、ハウンド犬の中では小さい犬種、ということなんでしょうね!

 

【外見】

  1. 体高:33〜38cm
  2. 体重:8〜14kg
  3. 耳の形:長い垂れ耳。比較的低い位置についており、先端は丸くなっている。
  4. 体格:小型犬なのでコンパクトだが筋肉質で骨関節もしっかりしているので大きく見える。背中は水平で胸郭が肘よりも下まであるほど下がっている。腰部はとても力強い。
  5. 頭部:スカルはドーム状でマズルは幅と厚みがある。首は若干アーチを描いている。目はブラウンかヘーゼル。
  6. 尻尾:高い位置に付いていて高く掲げられている。
  7. 被毛:密集したダブルコートで抜け毛も多い。


【性格】

ビーグルといえばスヌーピーのモデルになったワンちゃん!本当にフレンドリーでとても優しいワンちゃんです!小さなお子様がいるご家庭でも安心して飼えるでしょう!好奇心も旺盛で遊ぶことも大好きなのでたくさん遊んでくださいね!
ただ、とても寂しがり屋な一面もあるので日中ほとんど家を空けることの多いご家庭では向いていないかも知れません。

 

【種類】

ビーグルにはカラーバリエーションがあります!
いわゆる猟犬が持つ独特な3色のカラーリングが一般的ですよね。猟犬はハウンドと呼ばれているので、ハウンドカラーとも言います!

  1. ハウンドカラー(トライカラー)
    白・黒・茶の3色で構成されます。よく見かけるビーグルちゃんですね!
    白をベースとして黒と茶のパッチが頭部・背中、足、尻尾に見られます!パッチの大きさや位置は個体差がありますのでお気に入りの柄を探すのも面白いかもしれませんよ!
  2. レッド&ホワイト
    白と茶色に2色のみで構成されます!
    何れにしても、ビーグルの茶色の部分はレバー色であってはならないとされています!

 

【寿命】

一般的に犬は人間よりも寿命は短くなっています。生まれてから1年で犬は人間でいうと高校2~3年生の年齢になっています。そして小型や大型などは関係なく24カ月が人間でいう24歳という考え方が一般的です。その後、人間界換算でおおよそ1年に4歳ずつ歳をとると言われています。
ロビンウィリアムズが主演のジャックという、通常の4倍で歳を重ねてしまう早老症をテーマにした映画がありましたね。つまりあれです。犬はジャックです。

ビーグルの平均寿命はと言いますと、12〜15歳くらい。
基本的には大型犬に比べて小型犬の方が長生きする傾向があります。
大は小を兼ねると言いますが、寿命に関しては違うみたいですね。

ペット保険会社のアニコム損保による犬種ごとの平均寿命ランキングを参照すると、13.3歳で16位にランキングされています!
ギネス認定歴代最高長寿記録は見つかりませんでしたが、19才まで生きたビーグルちゃんがいるらしいです!

 

【希少性】

特に希少性が高いわけではない犬種ですが、毛色としてレッド&ホワイトのレッドの部分がレモン色のビーグルちゃんもいます!

 

【飼う時にビーグルを選ぶポイント】

前提として、フィーリングが合うことが1番ではあると思います。
あだち充先生の「タッチ」と言う漫画のワンシーンで、
「女には母性愛というものがあってだな、時には男の欠陥が強力な武器になることだってあるんだ!」とありますが、まさにこの通り!
欠点があるからこそ可愛い、と言うことも往々にしてあるのです。なので、良いポイントを全て満たさないと悪い犬!だとは思わないようにくれぐれも注意してください。

  1. 健康状態
    健康状態は遺伝することもあるので、親犬に会えるのであればまずは親犬の健康状態を確認してみましょう!
    ワンちゃんの健康状態を見る上で、目・鼻・口・耳・体格・尻尾・肛門・被毛・皮膚はチェックした方がいいですぞ!
    いくら見た目が可愛くても何か疾患があったり、身体が弱かったりすると飼った後大変な思いをしてしまいます。それでも可愛がってあげられる覚悟があるのであればいいですが、こんなはずじゃなかった・・・とならないようによくチェックしてくださいね!それがお互いのためです。・目
    目が透き通っているか、目ヤニは出てないか、見つめあってみて目の中に生命力が宿っているかどうか、逆にあまりにもギラギラしすぎていないか、確認してみてください!反応の早さで臆病なのか活発なのかなどがわかると思います!・鼻
    鼻水が出ていないかは確認してみましょう!また多少の湿り気があることも確認するといいですよ!・口
    ビーグルはあまり口元が細くない方がいいです。口臭はないか、歯茎は綺麗なピンクをしているかの確認をしてください!・耳
    耳の中が変な臭いがしないか、耳垢はないか、耳の中は綺麗なピンク色をしているか、音に反応するかの確認をしてください!・体格
    上から見て頭が長方形になっていると良いです。立ち姿をみて四肢でしっかり凛々しく立っているか、肉球がきれいな黒色で弾力があることを確認したり、関節は弱くなさそうか確認です!ビーグルは運動量も多いので抱っこした時にずっしりとしっかりしていることも確認してくださいね!・尻尾
    尻尾を振って喜ぶ反応はあるか確認です!・肛門
    肛門をチェックして汚れがないことなどを確認してください!・被毛
    被毛のハリや艶の良さは健康状態を判断する材料となります!・皮膚
    皮膚にかさぶたや湿疹はないかの確認です!皮膚疾患を持っている子犬もいますので!このように可愛い見た目だけにとらわれず、じっくりみてみてくださいな!
  2. 犬の性格
    性格というのは一目じゃなかなかわかりづらいものです。ビーグルはとても優しくフレンドリーな性格です!
    とは言え、子犬で初対面ではそこまで判断するのは難しいですよね。
    抱っこして吠え続けたり、噛んだり、あからさまに嫌がる行為がないかどうかは一つの性格の判断になると思います!ただ子犬で初対面であれば犬も警戒することもあるので、慣れれば吠えないのかどうか、もじっくり見定めるといいです!
    どんなに外見がいいと言っても、内面が凶暴で手がつけられないとなると飼ってから後悔することになりかねないので、買う前に相性をしっかり確認してくださいね!
  3. 親犬について
    親犬を見ることによってある程度どんなビーグルちゃんかを判断することができます。ただ、ペットショップで親犬を直接見ることは難しいので、ブリーダーさんから直接購入するのも一つの手です。
  4. 伝染病予防ワクチンの接種の有無
    ワクチンはいつ、何回打ったらいいか?これは様々な意見があって判断に困ります。
    が、しかし!生後45~60日前後に最初のワクチンを打っているかどうか、この確認を必ずしてください。重要なのは、引き渡し前にブリーダー段階で必ず1回目のワクチンを接種していることです。まずはここさえきちんと守っていれば感染症で死ぬということはまずないだろうと考えていただいて大丈夫です!
  5. 血統書
    血統にこだわる方は、JKC(ジャパンケネルクラブ)が定める血統書の規定に当てはまると間違い無いですね。父や母、その前の祖先が良質な犬であると値段はより上がる傾向があります。いわゆる馬でいうサラブレッドってやつですね!参考までにJKC(ジャパンケネルクラブ)が規定する一般外貌をご紹介します!
    頑丈で、コンパクトな体格のハウンドであり、粗野な印象は与えない。

 

【育て方のコツ】

とにかく優しくフレンドリーな性格のビーグル。人間との相性もとても良いので一緒に楽しく生活できます!ただとても寂しがり屋なので毎日日中家を空ける家庭にはすこし向かないかもしれないです。

子犬から育てるポイントとして、
社会性の獲得、トイレ練習、お留守番のさせ方
この3つが大切ですね!

  1. 社会性を獲得させる
    ビーグルは賢く友好的なのできちんとしつければ良き相棒となります!
    ただ若干躾がしづらい犬種でもあります。負けずに根気強くしつけてくださいね!
    散歩で他の犬や飼い主以外の人間、またはこの世にある全ての物や音などに慣れさせて、警戒心を少なくしてあげてください!
    犬の最初の1年は人間でいう18年に相当するのでそう考えると今後を決定するような重要な時期であることが想像できますよね!子犬の頃から人間の世界での常識として「良い・悪い」の判断ができるように、また一人でも生活ができるように教育することはとても大事です。ケージの中で一通りの生活ができるようにしつけてあげるとその後のしつけも楽になります!
    ダメな行動が出た時は心を鬼にして無視するのもしつけの一つです。ビーグルは賢いので、「これはダメなんだな」ということを理解できます。頑固なところもあるので時間がかかるかもしれませんが根気強くしつけてあげてくださいね!その代わりよくできたときは思いっきり褒めてあげてくださいね!
    できなかったときはガミガミ怒らず、できたら褒める、できたらおやつをあげる、という風に考え方をシフトしてください。
    散歩は社会性を培うためにもっとも有効な手段と言っても過言ではありません!たくさんの人や犬と会わせて社会性を養いましょう!
  2. 上手にお留守番をさせるために
    ビーグルは無邪気で人間とたくさん遊びたい犬種なので、できることなら長時間のお留守番はさせて欲しくはないです!
    が、致し方ないこともありますよね。
    ビーグルが上手に過ごせるように普段からの接し方や躾の仕方を気をつけて欲しいです!お留守番に慣れさせるために、子供の頃からケージの中で生活する癖をつける、というのは一つの手です!1人でお留守番の時はなるべくケージに入れて安全性の確保に努めてください!屋根があるケージの方がいいですね!クレートの中でも夜眠れるように訓練するのもいいと思います!そして短時間一人で過ごす、ということを経験させてその時間を徐々に増やしていきましょう!ケージの中に閉じ込めるのはかわいそうと思う方もいるかもしれませんが、もともと犬は狭いところを寝床にしていた習性があるので特に問題ありません!ただビーグルはとても寂しがり屋さんです。分離不安と言って、日頃ベタベタとして甘やかし過ぎていると、一人になった時寂しくて寂しくてお留守番がうまくいかないことがあります。どんなワンちゃんでもずっと長時間一人でというのはとても可哀想ですし、ストレスも溜まってしまいます。ケージは自分にとって部屋であり、とても落ち着く空間だということを認識させるのです!ケージのなかで食事をし、トイレをし、睡眠も取れれば、お留守番の時も静かにケージの中に入れるようになります!そして大人しくしていれば、帰ってきたご主人が可愛がってくれるということを理解させればとてもいい子な犬になると思います!食事も人間と犬は別物であることを学ばせ、言うことをきちんと聞いた時にご飯をあげる、と言うように徹底してくださいね!
  3. トイレの練習
    人間でも下のお世話というのはあまりいいものではありません。部屋中に排泄されてはたまったもんではありません!ですのでトイレの躾はなるべく早く始めましょう!
    基本的に子犬の時に躾けるのが一番いいです。まずは寝床の近くにトイレを設置して覚えさせましょう。最初のうちは失敗することも多いですが、頭ごなしに怒らず、地道に一緒に成長していくつもりで優しく見守りましょう。まずは大きめのトイレシートから練習していくといいでしょう!汚れたままのシートだと失敗しやすいので、綺麗な環境を保ってくださいね!できたら思いっきり褒めてあげてください!
    ただ、そもそも犬は寝床から遠いところでトイレをしたい生き物なので、なるべくベッドからトイレを離してあげると失敗も減ると思います!
    また、トイレには起きたあとや遊んだあとが出やすいと言われていますので、飼い主がタイミングを見て誘導してあげるのもいいです!


【遊び方】

ビーグルはたくさんの運動が必要です!猟犬としても活躍していたワンちゃんなのでボール遊びなどは大好きですよ!遊びが足りないとストレスが溜まってしまうかもしれないので、散歩の時間を60分以上したり、家の中でも遊んであげたりと軽く運動をさせてあげてくださいね!
どちらかというと量よりも質をあげた方がいいワンちゃんです!どんな遊びをしようとも主導権はきちんと飼い主が持ってくださいね!そうしないと自分の方が上だと勘違いしてしまい、遊びの主導権が犬になってしまい飼い主が疲れてしまい本末転倒になってしまいます。遊びはメリハリをつけて、ここまで遊んだら終わり、というように時間で区切るのもいいです!
良い関係を築いてくださいね!おやつをあげたり撫でてあげたりするのもコミュニケーションという意味で素敵な遊びですよ!甘えん坊で人懐っこいので飼い主と触れてコミュニケーションを取ることで幸せな時間を過ごせるのでストレスも減るでしょう!ただ、甘えさせすぎて分離不安にならないように適度な距離感を持って接してあげて下さいね。
褒める時に合わせておやつをあげたり撫でたりしてあげてくださいね!

【お手入れ】

ビーグルはダブルコートです。密集していますし、抜け毛が多いです!
結構抜けますので、スリッカーでアンダーコートもしっかり取り除くといいでしょう!可能であれば毎日ブラッシングしてあげてください!
また遺伝的に目の病気や耳の病気にもなりやすいので日々のケアを怠らないようにしてくださいね!
このように毎日お手入れが必要なものと、定期的に必要なものがあります。

毎日するお手入れ:ブラッシング、目やにのケア、歯磨き
定期的なお手入れ:シャンプー、耳掃除、足裏のケア

【病気】

ビーグルがかかりやすい病気として以下のものが挙げられます。

白内障
皮膚疾患
椎間板ヘルニア
外耳炎
クッシング症候群
膀胱腫瘍
ピルビン酸キナーゼ欠乏症

 

【価格の相場】

ビーグルの価格は性別、健康状態、年齢、血統、毛色などによって前後していきます。かなり良い血筋であるなど、特別なものが無い限りはおおよそ10〜20万前後で幅があります。
ペットショップなのかブリーダーから直接なのかによっても値段が前後してきます。
年間費用としてはご飯代・医療費・お手入れ用品・トイレ用品でおよそ15万程度です。

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