これを見ればブルドッグの全部が分かる!可愛い家族を大切にする飼い主のための豆知識。

ブルドッグ

 

ブルドッグというとどうしてもソースを連想してします私ですが、
最近は揚げ物にはソースよりも醤油派になってきています・・・
ブルドックさんすみません。
ちなみに豆知識ですが、犬はブルドッグですが、ソースの会社は「ブルドック」です。
創始者の方が濁音が続く感じが嫌だったとかなんとか。

あのソースの絵からもわかりますが、なんとなくブルドッグで怖〜いイメージありませんか?
実はですね、ブルドッグが怖かったのはそれはもう昔の話。
スラムダングの安西先生は昔は白髪鬼と呼ばれていたのが不思議なくらい温和な性格をしていますが、まさにブルドッグは安西先生!なんか顔もタプタプしたくなるし、超がつくくらい温和なんですよ!!!それも複雑な歴史があってのことなんですね。

 

【歴史】

ブルドッグといえば獰猛で戦闘犬なイメージがありませんか?
もちろん昔はそうでした。
ローマ時代の書物にも「口の大きな戦闘犬」という記載があり、その時代からイギリスにはブルドッグのような犬がいたことを示しています!

当時はブルベイティングという一種の余興的な人間の娯楽として牛と犬を戦わせる遊びが流行りました。ですので、昔はイメージ通り十分に戦う犬として機能していたけわけです!

ところが、倫理上よくないということでブルベイティングは1835年に法律で禁止されると、ブルドッグたちは行き場を失います。
いわゆるリストラですね。

実は現在のブルドッグは戦闘的なところは一切なく、とても温厚な性格をしているんですよ!見た目こそ怖いですが・・・(笑)
それはなぜかというと、行き場を失ったブルドッグの第二の歴史が始まったからなんです!

家庭犬として過ごせるために選択的に繁殖を続け現在の温厚で愛情溢れる犬に大変身したんです!

【名前の由来】

12世紀頃のイギリスではブルベイティングがとても流行しました。
ブルベイティングとは鎖でつないだ雄牛と犬を戦わせる人間の娯楽で通称「牛いじめ」。
その残酷さゆえにのちに廃止されますが、その牛の踵などに噛み付いて牛を興奮させる役割を持っていたのがブルドッグなわけですね!
ブルとは雄の牛という意味です。

 

【外見】

  1. 体高:31〜36cm
  2. 体重:23〜25kg
  3. 体格:胴体は幅広く丸い。背中のラインは肩の後ろから尻部の方へ向かう間に波のように上下している。尻尾の付きが低く、根元が太く先細り下向きに保持される。
  4. 頭部:スカルの円周は長く体高とほどんど同じ長さ。額は平らで、頭頂や頭部の皮膚はしわが寄っている。マズルと顎は幅が広く頑丈で、下顎は前に突出していて上方へ向かって巻いている。歯は下の歯が上よりも出ているアンダーショット。目はまん丸で低目に離れてついている。耳つきは高めでローズ耳。
  5. 被毛::ダブルコートで結構抜ける。

【性格】

ブルドッグといえば、あの見た目からどうしても獰猛でこわいイメージがありますよね?
でも実際はとても穏やかで優しい性格の持ち主なんですよ!
しかもあの見た目とは裏腹にかなり甘えん坊なんです!
ギャップ萌えってやつですね(笑)
しかも運動もさほど好きじゃないんです。

社交性もあり警戒心も少ないので人間とでも他の動物とでも生活できます!ただ、不審者には吠えまくるので危険察知能力や状況判断能力は高いと言えます!番犬としても頑張ってくれそうです!

温度調節が苦手なので基本的に室内飼いを推奨しています!
性格的にも室内飼いに向いている可愛い家庭犬なんですよ!
ちょっとだけ頑固なところもあるのですが、それもまぁご愛嬌ご愛嬌!

【種類】

ブルドッグには種類があって、被毛のカラーバリエーションもあります!
まずブルドッグの種類ですが、
イングリッシュ・ブルドッグ、アメリカン・ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、ミニチュア・ブルドッグに分かれています!
詳細はここでは割愛しますが、いわゆる日本でいう通常のブルドッグというのはこのイングリッシュブルドッグのことで、これが正式名称です!

次に被毛ですが、まず黒色は好ましくないとされています!
被毛は

  1. ブリンドル
  2. 単色(ホワイト、レッド、フォーン、ファロー(淡黄色))
  3. パイド(ベースは単色でマスクもしくはマズルが別色)が認められています!ただ実際は単色のブルドッグは少ないです!
    前述した単色のカラーとホワイトの組み合わせの色が多いです!

 

【寿命】

一般的に犬は人間よりも寿命は短くなっています。生まれてから1年で犬は人間でいうと高校2~3年生の年齢になっています。そして小型や大型などは関係なく24カ月が人間でいう24歳という考え方が一般的です。その後、人間界換算でおおよそ1年に4歳ずつ歳をとると言われています。
ロビンウィリアムズが主演のジャックという、通常の4倍で歳を重ねてしまう早老症をテーマにした映画がありましたね。つまりあれです。犬はジャックです。

ブルドッグの平均寿命はと言いますと、8〜10歳くらい。
基本的には大型犬に比べて小型犬の方が長生きする傾向があります。
大は小を兼ねると言いますが、寿命に関しては違うみたいですね。

ペット保険会社のアニコム損保による犬種ごとの平均寿命ランキングを参照すると、ランク外でした。中型犬の中でも比較的寿命が短めのワンちゃんです。
ギネス認定歴代最高長寿記録は見つかりませんでした。

【希少性】

ブルドッグは 国内の犬種別の登録数という観点から言うとレア度が高い犬種です!
確かにあまり街中でもブルドッグを見かけることってないですよね!
ブルドッグは体の大きさに比べて頭が大きいので難産です。
なので基本的には帝王切開なので危険が伴うのです!
子犬誕生率が低く、繁殖しづらい犬種なので必然と希少性も高くなってきますよね。

【飼う時にブルドッグを選ぶポイント】

前提として、フィーリングが合うことが1番ではあると思います。
あだち充先生の「タッチ」と言う漫画のワンシーンで、
「女には母性愛というものがあってだな、時には男の欠陥が強力な武器になることだってあるんだ!」とありますが、まさにこの通り!
欠点があるからこそ可愛い、と言うことも往々にしてあるのです。なので、良いポイントを全て満たさないと悪い犬!だとは思わないようにくれぐれも注意してください。

  1. 健康状態
    健康状態は遺伝することもあるので、親犬に会えるのであればまずは親犬の健康状態を確認してみましょう!
    ワンちゃんの健康状態を見る上で、目・鼻・口・耳・体格・尻尾・肛門・被毛・皮膚はチェックした方がいいですぞ!
    いくら見た目が可愛くても何か疾患があったり、身体が弱かったりすると飼った後大変な思いをしてしまいます。それでも可愛がってあげられる覚悟があるのであればいいですが、こんなはずじゃなかった・・・とならないようによくチェックしてくださいね!それがお互いのためです。・目
    目が透き通っているか、目ヤニは出てないか、見つめあってみて目の中に生命力が宿っているかどうか、逆にあまりにもギラギラしすぎていないか、確認してみてください!反応の早さで臆病なのか活発なのかなどがわかると思います!・鼻
    鼻水が出ていないかは確認してみましょう!また多少の湿り気があることも確認するといいですよ!・口
    口臭はないか、歯茎は綺麗なピンクをしているかの確認をしてください!・耳
    耳の中が変な臭いがしないか、耳垢はないか、耳の中は綺麗なピンク色をしているか、音に反応するかの確認をしてください!・体格
    ブルドッグは関節疾患になりやすいので要チェックです!立ち姿をみて四肢でしっかり凛々しく立っているか、肉球がきれいな黒色で弾力があることを確認したり、関節は弱くなさそうか確認です!抱っこした時にずっしりとしっかりしていることも確認してくださいね!・尻尾
    尻尾を振って喜ぶ反応はあるか確認です!・肛門
    肛門をチェックして汚れがないことなどを確認してください!・被毛
    被毛のハリや艶の良さは健康状態を判断する材料となります!・皮膚
    皮膚にかさぶたや湿疹はないかの確認です!皮膚疾患を持っている子犬もいますので!このように可愛い見た目だけにとらわれず、じっくりみてみてくださいな!
  2. 犬の性格
    性格というのは一目じゃなかなかわかりづらいものです。ブルドッグは一見強面ですが、実はとても温和で忠実な可愛いワンちゃんなのですよ!とは言え、子犬で初対面ではそこまで判断するのは難しいですよね。抱っこして吠え続けたり、噛んだり、あからさまに嫌がる行為がないかどうかは一つの性格の判断になると思います!ただ子犬で初対面であれば犬も警戒することもあるので、慣れれば吠えないのかどうか、もじっくり見定めるといいです!どんなに外見がいいと言っても、内面が凶暴で手がつけられないとなると飼ってから後悔することになりかねないので、買う前に相性をしっかり確認してくださいね!
  3. 親犬について
    親犬を見ることによってある程度どんなブルドッグちゃんかを判断することができます。ただ、ペットショップで親犬を直接見ることは難しいので、ブリーダーさんから直接購入するのも一つの手です。
  4. 伝染病予防ワクチンの接種の有無
    ワクチンはいつ、何回打ったらいいか?これは様々な意見があって判断に困ります。が、しかし!生後45~60日前後に最初のワクチンを打っているかどうか、この確認を必ずしてください。重要なのは、引き渡し前にブリーダー段階で必ず1回目のワクチンを接種していることです。まずはここさえきちんと守っていれば感染症で死ぬということはまずないだろうと考えていただいて大丈夫です!
  5. 血統書
    血統にこだわる方は、JKC(ジャパンケネルクラブ)が定める血統書の規定に当てはまると間違い無いですね。父や母、その前の祖先が良質な犬であると値段はより上がる傾向があります。いわゆる馬でいうサラブレッドってやつですね!参考までにJKC(ジャパンケネルクラブ)が規定する一般外貌をご紹介します!
    被毛はスムースで、かなり厚い。体軀は多少地低く、幅広で、力強く、コンパクト。頭部は大きさに対しかなり大きく、全体的な調和が失われたり、バランスが崩れたり、動きに困難を生じさせるほどではない。顔部は比較的短く、マズルは幅広く、ずんぐりとし、若干上向きだが過度ではない。呼吸困難が見られるものは極めて望ましくない。ボディはかなり短く、がっしりしており、四肢は頑丈で、筋肉が発達し、堅固であるが、肥満の傾向はない。後肢は腰高で、力強い。牝は牡と比べると、それほど大きくなく、筋肉も発達していない。

【育て方のコツ】

飼い主には忠実で不審者には吠えちぎるブルドッグ!寛容で忍耐強く人間との相性もとても良いので一緒に楽しく生活できます!ブルドッグのようなマズルの短い犬種は温度調節が苦手なので室内の温度管理は徹底してくださいね!

子犬から育てるポイントとして、
社会性の獲得、トイレ練習、お留守番のさせ方
この3つが大切ですね!

  1. 社会性を獲得させる
    ブルドッグは頑固なところがあるのですぐに飼い主の望むような行動が取れないこともあります。が、子犬の頃からきちんとしつけていけば問題ありません!むしろだからこそ子犬の頃からしっかりしつけをしないと言うことのきかないワンちゃんになってしまうので要注意ですよ!
    散歩で他の犬や飼い主以外の人間、またはこの世にある全ての物や音などに慣れさせて、警戒心を少なくしてあげてください!
    犬の最初の1年は人間でいう18年に相当するのでそう考えると今後を決定するような重要な時期であることが想像できますよね!子犬の頃から人間の世界での常識として「良い・悪い」の判断ができるように、また一人でも生活ができるように教育することはとても大事です。ケージの中で一通りの生活ができるようにしつけてあげるとその後のしつけも楽になります!ダメな行動が出た時は心を鬼にして無視するのもしつけの一つです。頑固なので時間がかかるかもしれませんが根気強くしつけてあげてくださいね!その代わりよくできたときは思いっきり褒めてあげてくださいね!ブルドッグは基本的に飼い主には忠実で甘えん坊なのですから、ブルドッグが悪いのではなく自分が悪いって思ってください!できなかったときはガミガミ怒らず、できたら褒める、できたらおやつをあげる、という風に考え方をシフトしてください。散歩は社会性を培うためにもっとも有効な手段と言っても過言ではありません!たくさんの人や犬と会わせて社会性を養いましょう!
  2. 上手にお留守番をさせるために
    ブルドッグはおっとりゆったりしてどしっと構えていますがああ見えて結構寂しがり屋で甘えん坊なところもありますので、できることなら長時間のお留守番はさせて欲しくはないです!が、致し方ないこともありますよね。お留守番のあとでたくさん遊んであげるととても喜びますのでたくさんお留守番できたことを褒めてあげてくださいね!お留守番に慣れさせるために、子供の頃からケージの中で生活する癖をつける、というのは一つの手です!1人でお留守番の時はなるべくケージに入れて安全性の確保に努めてください!屋根があるケージの方がいいですね!クレートの中でも夜眠れるように訓練するのもいいと思います!そして短時間一人で過ごす、ということを経験させてその時間を徐々に増やしていきましょう!ケージの中に閉じ込めるのはかわいそうと思う方もいるかもしれませんが、もともと犬は狭いところを寝床にしていた習性があるので特に問題ありません!ただ、分離不安と言って、日頃ベタベタとして甘やかし過ぎていると、一人になった時寂しくて寂しくてお留守番がうまくいかないことがあります。どんなワンちゃんでもずっと長時間一人でというのはとても可哀想ですし、ストレスも溜まってしまいます。ケージは自分にとって部屋であり、とても落ち着く空間だということを認識させるのです!ケージのなかで食事をし、トイレをし、睡眠も取れれば、お留守番の時も静かにケージの中に入れるようになります!そして大人しくしていれば、帰ってきたご主人が可愛がってくれるということを理解させればとてもいい子な犬になると思います!食事も人間と犬は別物であることを学ばせ、言うことをきちんと聞いた時にご飯をあげる、と言うように徹底してくださいね!
  3. トイレの練習
    人間でも下のお世話というのはあまりいいものではありません。部屋中に排泄されてはたまったもんではありません!ですのでトイレの躾はなるべく早く始めましょう!
    基本的に子犬の時に躾けるのが一番いいです。まずは寝床の近くにトイレを設置して覚えさせましょう。最初のうちは失敗することも多いですが、頭ごなしに怒らず、地道に一緒に成長していくつもりで優しく見守りましょう。まずは大きめのトイレシートから練習していくといいでしょう!汚れたままのシートだと失敗しやすいので、綺麗な環境を保ってくださいね!できたら思いっきり褒めてあげてください!ただ、そもそも犬は寝床から遠いところでトイレをしたい生き物なので、なるべくベッドからトイレを離してあげると失敗も減ると思います!また、トイレには起きたあとや遊んだあとが出やすいと言われていますので、飼い主がタイミングを見て誘導してあげるのもいいです!

【遊び方】

ブルドッグはあまり運動が好きではないです!散歩もあまり長時間することを好みません。なので肥満に要注意な犬種なんですね。

とは言っても遊びが足りないとストレスが溜まってしまうかもしれないので、散歩は
短くてもいいので毎日行ってくださいね!家の中でも遊んであげたりと軽く運動をさせてあげてくださいね!
どんな遊びをしようとも主導権はきちんと飼い主が持ってくださいね!そうしないと自分の方が上だと勘違いしてしまい、遊びの主導権が犬になってしまい飼い主が疲れてしまい本末転倒になってしまいます。遊びはメリハリをつけて、ここまで遊んだら終わり、というように時間で区切るのもいいです!
良い関係を築いてくださいね!

おやつをあげたり撫でてあげたりするのもコミュニケーションという意味で素敵な遊びですよ!甘えん坊で人懐っこいので飼い主と触れてコミュニケーションを取ることで幸せな時間を過ごせるのでストレスも減るでしょう!ただ、甘えさせすぎて分離不安にならないように適度な距離感を持って接してあげて下さいね。
褒める時に合わせておやつをあげたり撫でたりしてあげてくださいね!

【お手入れ】

ブルドッグは短毛なのであまり抜けないイメージですが、実際はダブルコートで換毛期には結構抜けます。
想像以上に結構抜けますので、可能であれば毎日ブラッシングしてあげてください!トリミングの必要はありません!また顔のシワの衛生管理もしっかり行ってくださいね!
このように毎日お手入れが必要なものと、定期的に必要なものがあります。

毎日するお手入れ:ブラッシング、目やにのケア、歯磨き
定期的なお手入れ:シャンプー、耳掃除、足裏のケア、肛門絞り

【病気】

ブルドッグがかかりやすい病気として以下のものが挙げられます。

短頭種気道症候群
股関節形成不全
眼瞼内反症
乾性角結膜炎
アレルギー性皮膚炎
脂漏性皮膚炎
睫毛疾患,
骨軟骨異形成
幽門疾患
尿石症

【価格の相場】

ブルドッグの価格は性別、健康状態、年齢、血統、毛色などによって前後していきます。かなり良い血筋であるなど、特別なものが無い限りはおおよそ30〜60万前後で幅があります。
ペットショップなのかブリーダーから直接なのかによっても値段が前後してきます。
年間費用としてはご飯代・医療費・お手入れ用品・トイレ用品でおよそ20万程度です。

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