これを見ればレオンベルガーの全部が分かる!可愛い家族を大切にする飼い主のための豆知識。
レオンベルガー

し〜〜〜〜んぱぁ〜〜〜〜〜い、ないサァ〜〜〜!!!百獣の王様といえば、大西ライオンですよね。違いますよね。ライオンですよね。このレオンベルガーはライオンに似せて作られた犬なんです!レオンって映画が好きだからなんか名前聞いただけで興奮しちゃうわ私。

 

【歴史】

レオンベルグと言うのはドイツにあるとある市の名前なのです。レオンベルグ市です。そのレオンベルグ市の紋章が実はライオンなのです。その紋章に似た犬を作り出そうじゃないかと言うのが誕生の発端だったのですね。ドイツ人の愛犬家、ハインリッヒさんがニューファンドランドやセントバーナードを交配させて、さらにはよりライオンに近づけるためにとグレートピレニーズなどを交配させて完成させました。ヨーロッパのあらゆる国の王室で飼われるなど非常に高貴な犬でもあるんですよ。世界大戦などにより絶滅の危機が何度かありましたが根強いファンたちによってなんとか絶滅を免れました。

【名前の由来】

その名前の通り、ドイツにあるレオンベルグ市で誕生したためこのような名前がつきました!レオンベルグ市の紋章はライオンをモチーフにしているため、どうにかこの紋章に似た犬を作れないかと考えたのが最初だと言われています!

 

【外見的特徴】

  1. サイズ:大型犬
  2. 体高:72~80cm(オス) /72~80cm(メス)
  3. 体重:34~50kg(オス) /34~50kg(メス)
  4. 特徴:本来の使用目的に適するために、レオンベルガーは大きく、力強い筋肉を持ち、優美さも兼ね備えている。この犬種は均衡のとれた体と自信に満ちた落ち着きで際立っているが、快活な気質でもある。特に牡は力強く頑強である。
  5. 被毛:ダブルコート。ライオン・イエロー、レッド、レディッシュ・ブラウン、サンド(フォーン、クリーム)、及びこれらの組み合わせすべてとし、常にブラック・マスクを持つ。

※特徴、被毛の文章は一般社団法人ジャパンケネルクラブより引用しております。

 

【性格】

とにかく勇敢で愛情深いわんちゃんです。ニューファンドランドやセントバーナードが祖となっていると聞いただけてなんとなく想像できますよね。家族に対しては非常に忠実でしつけや訓練などにも一生懸命対応してくれます。また、家族がピンチの時は体を張って守ってくれると言う多大なる忠誠心があります。自分よりも家族が大事、そんなわんちゃんです。泣けてきます。普段は吠え滾ることもありませんし、子供に対しても柔軟に対応してくれますので家族にとって最高のパートナーになることは間違いないでしょう。

【寿命】

一般的に犬は人間よりも寿命は短くなっています。生まれてから1年で犬は人間でいうと高校2~3年生の年齢になっています。そして小型や大型などは関係なく24カ月が人間でいう24歳という考え方が一般的です。その後、人間界換算でおおよそ1年に4歳ずつ歳をとると言われています。
ロビンウィリアムズが主演のジャックという、通常の4倍で歳を重ねてしまう早老症をテーマにした映画がありましたね。つまりあれです。犬はジャックです。

レオンベルガーの平均寿命はと言いますと、8〜9歳くらいです。
基本的には大型犬に比べて小型犬の方が長生きする傾向があります。
大は小を兼ねると言いますが、寿命に関しては違うみたいですね。

【希少性】

レオンベルガーはJKC登録数という意味でいえば少ないので希少性が高めのワンちゃんと言えます!2018年時点で日本では54犬しか登録されていません!つまり各都道府県に1匹くらいしか存在していないと言うことですよ!

【飼う時にレオンベルガーを選ぶポイント】

前提として、フィーリングが合うことが1番ではあると思います。

 

あだち充先生の「タッチ」と言う漫画のワンシーンで、
「女には母性愛というものがあってだな、時には男の欠陥が強力な武器になることだってあるんだ!」とありますが、まさにこの通り!
欠点があるからこそ可愛い、と言うことも往々にしてあるのです。なので、良いポイントを全て満たさないと悪い犬!だとは思わないようにくれぐれも注意してください。

  1. 健康状態
    健康状態は遺伝することもあるので、親犬に会えるのであればまずは親犬の健康状態を確認してみましょう!
    ワンちゃんの健康状態を見る上で、目・鼻・口・耳・体格・尻尾・肛門・被毛・皮膚はチェックした方がいいですぞ!
    いくら見た目が可愛くても何か疾患があったり、身体が弱かったりすると飼った後大変な思いをしてしまいます。それでも可愛がってあげられる覚悟があるのであればいいですが、こんなはずじゃなかった・・・とならないようによくチェックしてくださいね!それがお互いのためです。・目:目が透き通っているか、目ヤニは出てないか、見つめあってみて目の中に生命力が宿っているかどうか、逆にあまりにもギラギラしすぎていないか、確認してみてください!反応の早さで臆病なのか活発なのかなどがわかると思います!・鼻:鼻水が出ていないかは確認してみましょう!また多少の湿り気があることも確認するといいですよ!・口:口臭はないか、歯茎は綺麗なピンクをしているかの確認をしてください!・耳:耳の中が変な臭いがしないか、耳垢はないか、耳の中は綺麗なピンク色をしているか、音に反応するかの確認をしてください!・体格:立ち姿をみて四肢でしっかり凛々しく立っているか、肉球がきれいな黒色で弾力があることを確認したり、関節は弱くなさそうか確認です!抱っこした時にずっしりとしっかりしていることも確認してくださいね!・尻尾:尻尾を振って喜ぶ反応はあるか確認です!・肛門:肛門をチェックして汚れがないことなどを確認してください!・被毛:被毛のハリや艶の良さは健康状態を判断する材料となります!・皮膚:皮膚にかさぶたや湿疹はないかの確認です!皮膚疾患を持っている子犬もいますので!このように可愛い見た目だけにとらわれず、じっくりみてみてくださいな!
  2. 犬の性格
    性格というのは一目じゃなかなかわかりづらいものです。かなり大きくなるけど暴れて聞かん坊になったりしないか心配・・・そんな気持ちもありますよね。でもきちんとしつけて主従関係を結べれば忠誠を尽くしてくれますよ!とは言え、子犬で初対面ではそこまで判断するのは難しいですよね。抱っこして吠え続けたり、噛んだり、あからさまに嫌がる行為がないかどうかは一つの性格の判断になると思います!ただ子犬で初対面であれば犬も警戒することもあるので、慣れれば吠えないのかどうか、もじっくり見定めるといいです!どんなに外見がいいと言っても、内面が凶暴で手がつけられないとなると飼ってから後悔することになりかねないので、買う前に相性をしっかり確認してくださいね!
  3. 親犬について
    親犬を見ることによってある程度どんなレオンベルガーちゃんかを判断することができます。ただ、ペットショップで親犬を直接見るのは難しいですのでブリーダーさんから直接購入するのも手です。
  4. 伝染病予防ワクチンの接種の有無
    ワクチンはいつ、何回打ったらいいか?これは様々な意見があって判断に困ります。が、しかし!生後45~60日前後に最初のワクチンを打っているかどうか、この確認を必ずしてください。重要なのは、引き渡し前にブリーダー段階で必ず1回目のワクチンを接種していることです。まずはここさえきちんと守っていれば感染症で死ぬということはまずないだろうと考えていただいて大丈夫です!
  5. 血統書
    血統にこだわる方は、JKC(ジャパンケネルクラブ)が定める血統書の規定に当てはまると間違い無いですね。父や母、その前の祖先が良質な犬であると値段はより上がる傾向があります。いわゆる馬でいうサラブレッドってやつですね!

【育て方のコツ】

レオンベルガーを育てるコツは、「頭がよく健気で素直なので、飼い主もごまかしが効かないので飼い主も賢くあれ!」です。とにかく頭も良く愛情に溢れているので、そんな健気な気持ちを無駄にしないように飼い主も人間として賢くありましょうね。

子犬から育てるポイントとして、
社会性の獲得、トイレ練習、お留守番のさせ方
この3つが大切ですね!

  1. 社会性を獲得させる
    レオンベルガーは泳ぐことが得意な犬です。水難救助犬としても活躍できるわんちゃんなのです。いくら賢く勇敢な犬だとしてももちろんきちんとしつけが必要です。犬の最初の1年は人間でいう18年に相当するのでそう考えると今後を決定するような重要な時期であることが想像できますよね!子犬の頃から人間の世界での常識として「良い・悪い」の判断ができるように、また一人でも生活ができるように教育することはとても大事です。ケージの中で一通りの生活ができるようにしつけてあげるとその後のしつけも楽になります!ダメな行動が出た時は心を鬼にして無視するのもしつけの一つです。もしも良くない行動が出てしまっても飼い主がきちんと指導すれば「これはダメなんだな」ということを理解できます。吠えるのは飼い主の気を引きたいだけなので、根気強くしつけてあげてくださいね!その代わりよくできたときは思いっきり褒めてあげてくださいね!できなかったときはガミガミ怒りすぎず、できたら褒める、できたらおやつをあげる、という風に考え方をシフトしてください。
  2. 上手にお留守番をさせるために
    レオンベルガーは飼い主と一緒に遊ぶのが大好きです。そして頭も良く忠実です。無駄吠えもほとんどないです。ですので留守番も可能です。実際のところ飼い主としっかりとコミュニケーションが取れていればどんなワンちゃんでもお留守番はできるんですよ。可能であればお留守番は少ない方がいいですが、そうもいきませんよね。正直なところ、例えばいくらお留守番が苦手な犬種だとしても、躾がきちんとされていればお留守番もきちんとできるんです!お留守番のあとでたくさん遊んであげるととても喜びますのでたくさんお留守番できたことを褒めてあげてくださいね!お留守番に慣れさせるために、子供の頃からケージの中で生活する癖をつける、というのは一つの手です!1人でお留守番の時はなるべくケージに入れて安全性の確保に努めてください!屋根があるケージの方がいいですね!クレートの中でも夜眠れるように訓練するのもいいと思います!
    そして短時間一人で過ごす、ということを経験させてその時間を徐々に増やしていきましょう!ケージの中に閉じ込めるのはかわいそうと思う方もいるかもしれませんが、もともと犬は狭いところを寝床にしていた習性があるので特に問題ありません!ただ、分離不安と言って、日頃ベタベタとして甘やかし過ぎていると、一人になった時寂しくて寂しくてお留守番がうまくいかないことがあります。
    どんなワンちゃんでもずっと長時間一人でというのはとても可哀想ですし、ストレスも溜まってしまいます。ケージは自分にとって部屋であり、とても落ち着く空間だということを認識させるのです!ケージのなかで食事をし、トイレをし、睡眠も取れれば、お留守番の時も静かにケージの中に入れるようになります!そして大人しくしていれば、帰ってきたご主人が可愛がってくれるということを理解させればとてもいい子な犬になると思います!食事も人間と犬は別物であることを学ばせ、言うことをきちんと聞いた時にご飯をあげる、と言うように徹底してくださいね!
  3. トイレの練習
    人間でも下のお世話というのはあまりいいものではありません。部屋中に排泄されてはたまったもんではありません!ですのでトイレの躾はなるべく早く始めましょう!基本的に子犬の時に躾けるのが一番いいです。まずは寝床の近くにトイレを設置して覚えさせましょう。最初のうちは失敗することも多いですが、頭ごなしに怒らず、地道に一緒に成長していくつもりで優しく見守りましょう。まずは大きめのトイレシートから練習していくといいでしょう!汚れたままのシートだと失敗しやすいので、綺麗な環境を保ってくださいね!できたら思いっきり褒めてあげてください!ただ、そもそも犬は寝床から遠いところでトイレをしたい生き物なので、なるべくベッドからトイレを離してあげると失敗も減ると思います!また、トイレには起きたあとや遊んだあとが出やすいと言われていますので、飼い主がタイミングを見て誘導してあげるのもいいです!

【遊び方】

レオンベルガーは水難救助犬としても活躍できるど泳ぎ上手。大型犬なので運動量もたくさん必要なので毎日たくさん散歩してあげてくださいね!社会化形成のために十分な散歩をさせてあげてくださいね!かと言って激しい運動が必要というわけではありません。ボールを追いかける遊びなどはシンプルですがとても楽しそうに遊んでくれますしドッグランもストレス発散になり無駄吠えも減ると思いますよ!あとは大きなものを引っ張る作業も楽しんでくれます。
遊びが足りないとストレスが溜まってしまうかもしれないので、散歩の時間を1日2回60分以上したり、家の中でも遊んであげたりと軽く運動をさせてあげてくださいね!どんな遊びをしようとも主導権はきちんと飼い主が持ってくださいね!そうしないと自分の方が上だと勘違いしてしまい、遊びの主導権が犬になってしまい飼い主が疲れてしまい本末転倒になってしまいます。遊びはメリハリをつけて、ここまで遊んだら終わり、というように時間で区切るのもいいです!
良い関係を築いてくださいね!

おやつをあげたり撫でてあげたりするのもコミュニケーションという意味で素敵な遊びですよ!甘えん坊で人懐っこいので飼い主と触れてコミュニケーションを取ることで幸せな時間を過ごせるのでストレスも減るでしょう!ただ、甘えさせすぎて分離不安にならないように適度な距離感を持って接してあげて下さいね。
褒める時に合わせておやつをあげたり撫でたりしてあげてくださいね!


【お手入れ】

レオンベルガーの被毛はのダブルコートです。抜け毛の量は換毛期には多いです。可能であれば毎日ブラッシングしてあげてください!このように毎日お手入れが必要なものと、定期的に必要なものがあります。

毎日するお手入れ:ブラッシング、目やにのケア、歯磨き
定期的なお手入れ:シャンプー、耳掃除、足裏のケア

【病気】

レオンベルガーがかかりやすい病気として以下のものが挙げられます。

股関節形成不全
肘関節形成不全

【価格の相場】

レオンベルガーの価格は性別、健康状態、年齢、血統、毛色などによって前後していきます。かなり良い血筋であるなど、特別なものが無い限りはおおよそ20〜40万前後です。
ペットショップかブリーダーから直接の購入になることが多いと思います。
年間費用としてはご飯代・医療費・お手入れ用品・トイレ用品でおよそ20万程度です。

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